Quantcast
Channel: 見えない何かに襲われる者の憂鬱と自己満足
Viewing all articles
Browse latest Browse all 20

カルトと教義

0
0
これは「ビジョン」というビジネス用語の説明です。
 
経営理念で規定された経営姿勢や存在意義に基づき、ある時点までに「こうなっていたい」と考える到達点、
つまり自社が目指す中期的なイメージを投資家や従業員や社会全体に示したもの。
 
小生のいる会社にもビジョンなるものが作られました。
まったく忌々しい限りです。
 
数年前にも同じようなことがあり、その時は本社に呼ばれてビジョンを刷り込むための研修や
意見交換の名目で宴会が催されていました。
そこまでやった成果は果たしてどれほどあったのでしょうか?
ビジョンが作られた時は、わが社もビジョンを語るに値するまでに成長したと言われ、
その1,2年後くらいは世の中全体の景気が良くて、ビジョンの成果だともてはやされもしました。
でも、リーマンショックとか、諸々の世の中の動きに振り回され、
やはりそれはただの幻想でしかないとすぐに証明されたのでした。
 
最近新たに策定されたビジョンは、これまたファンタジーそのもの。
日本語で一般に通用するビジョンの意味よりも、幻想とか、幻影とか、
そっちの方がしっくりするのではないかと思えるほどです。
 
売り上げが○倍なら、社員も○倍なのか、
それとも給料が○倍なのか、はたまたサービス残業が○倍か?
あの時と同じ疑問、そしてビジョンとはそれを決める話ではないという答えが返ってきそうです。
 
なぜこんなに小生が荒んでいるのかと言うと、
明日これについてスピーチしないといけないからです。
全く何を話すか浮かんできません。
こんな話なんか、3分どころか3秒話すのだって苦痛です。
11時までに何かイマジネーションがあるといいのですが。
 
毎年何度か仕事がとてつもなく苦痛に感じることがあります。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 20

Latest Images

Trending Articles





Latest Images